Junior の記憶を管理する

Junior の記憶を管理する

Junior には会話メモリとファイルメモリの2層があります。違いと使い分け。

大事な情報を Junior に覚えさせる

Junior の記憶は会話メモリとファイルメモリの2層構造です。違いを押さえると Junior の活用度が変わります。

会話メモリ vs ファイルメモリ

ファイルメモリ 会話メモリ
保存場所 ワークスペースのファイル(MEMORY.md など) チャット履歴
圧縮される? されない される(会話が長くなると古い内容が自動で圧縮される)
向いている用途 重要な決定、ルール、プロセス、要点 日常的な議論、ちょっとした質問

大事な情報の残し方

重要な決定やルールを Junior と話したら、明示的に書き残すよう伝えます。

  • 「この決定を MEMORY.md に保存して」
  • 「このプロセスを記録するドキュメントを作って」
  • 「これは大事だから、メモリファイルに書いて」

会話の中で言及するだけだと、会話が圧縮されたときに失われる可能性があります。

MEMORY.md の正しい使い方

MEMORY.md は索引であって、百科事典ではありません。

Junior は起動のたびに MEMORY.md を読みます。だから:

  • インデックスと主要なルールをここに置く(簡潔に)
  • 詳細は別ファイルに、MEMORY.md には参照だけを置く

良い例:

## 顧客管理ルール
- 顧客ティアの基準: `policies/customer-tiers.md` を参照
- VIP 顧客リスト: `clients/vip-list.md` を参照
- フォロー頻度: ティアA 週1、ティアB 隔週

悪い例:

## 顧客管理ルール
(このあとに 500 行にわたって全顧客の詳細...)

MEMORY.md が肥大化するとトークン消費が増え、応答が遅くなり、コストも上がります。簡潔に保ち、詳細は別ファイルに分割してください。

実践的なコツ

  • 新しいルールやプロセスを定めたら: 関連するドキュメントを Junior に作成・更新させる
  • 定期的にチェック: 「今の MEMORY.md には何がある?」と Junior に聞き、要点が記録されているか確認
  • カテゴリで整理: 種類ごとに別ファイルに分けると管理しやすい